生活保護ケースワーカー奮闘記

令和時代に福祉事務所のケースワーカーとして働く公務員の皆さん、またその関係組織の方々に関する情報を提供します。

家庭訪問と部屋の中身 その2

前回、タバコの煙が凄いお家でしたが、もう少し印象的だったお家を。

 

家中に何かの貼り紙がされていて、なんだ??と受給者と話をしながらチラチラと横目で見ていると、、、あ、、、何かの言葉だ、これ、、、あ、、、、なんかの信仰的な言葉だなぁ。

 

お札とかびっしり貼られているお家などに行くと、??何かこの家出るの??となったり。

 

あとは、外国のポルノスターのポスターがびっしり貼ってあるお家。私はあまり好みではないのですが、一定の年齢を超えると、バストよりヒップの大きさが大事らしいです。

ちなみにこの方は担当が男性だろうか女性だろうか気にしていません。

 

大量のゴミに埋め尽くされている家はよくあります。しばらくすると全く気にせず入っていけます。このとき迷うのが、果たして靴を脱ぐべきか否か。大体は脱ぎます。そして事務所に戻ったら靴下を履き替えたりします。そう言うリスクヘッジケースワーカーには必要になります。

 

ゴミだと思って踏むと、そこ踏まないで!!!と怒られたりします。そんな大事なものなら、ゴミの下に埋めておいて欲しくないなぁとカチンとすることはありました。

 

ゴミ屋敷だと本当に色々埋まっています。びっくりしたのは、部屋の中から車のバッテリーや自転車が出てきたときです。どうやって持ち込んでどうやって埋まったんだ??と疑問になりました。

 

逆に全く何も部屋にない家もあります。何にもないのです。生活に必要なものが全くなく、一体どうやって生活してるんだ??と不思議になります。本人曰く、寝てるだけだそうです。

 

家庭訪問時にこういうお家では、部屋を片付けたり、お酒の瓶が転がっていたら飲酒状況を確認したりします。お薬カレンダーなどもあったら、薬飲んでるかなぁとか。家族の写真が飾ってあれば、ご親族と連絡取っていますか?など情報収集します。

 

過去、とても暑い夏の日に新規申請された方のお家にいきました。エアコンを切っていて、部屋の中が非常に暑かったのですが、当の本人は慣れているとあまり気にしませんでした。

 

私は生活歴の聞き取りなどをしている最中からめまいを起こしかけ、危うく熱中症になるところでした。何事も用心が必要ですね。