生活保護ケースワーカー奮闘記

令和時代に福祉事務所のケースワーカーとして働く公務員の皆さん、またその関係組織の方々に関する情報を提供します。

ケースワーカーのやりがい その4

福祉職のケースワーカーの働き方について、何となく違うなぁと思う点を書いていきます。

 

何となく程度しか変わらないという点がとっても大事です。つまり、事務職であろうが福祉職であろうがケースワーカーとして働く分には大した差がないです。

 

まず、見た目は全く変わりません。福祉事務所に勤務するケースワーカーは、その事務所でちょっと変わりますが、スーツを着用する方はあまりいません。事務職の方も配属されるとスーツではなく、普段着になる方は多いです。勿論、全くの私服とはいかず、ビジネスカジュアルのような服装の方は多いです。

 

いや、私はスウェットにTシャツで業務していました。汚れてもすぐに洗濯できるからです。あと、移動も楽だし夏も暑くないし、いいことしかありません。夏のスーツがなくなっただけでこんなに快適だったとは、ケースワーカーになって初めて知りました。

 

なので、福祉事務所に配属されるとだれが事務職か、福祉職かは区別つきません。最初のうちはなんとなーくですが、あの子は福祉職かな?という程度です。2、3年もすれば分かりません、本当にその程度の差なのです。

 

福祉職の方はそれまで大学等で社会福祉の分野の学習をしているため、社会福祉の世界がどういうものかをある程度理解しています。また、福祉系の学校に行っていれば、障害や高齢施設への実習もあります。社会に出る前に社会経験ができていると、実際に福祉事務所に配属になっても「○○の施設は行ったことあります。なんとなく雰囲気分かります。」などと言ってくれる方もいます。

 

事務職の方は全く触れてこない未知の世界なので、社会福祉がなんぞやというところから始まります。それもそのはず、公務員試験などではほとんど触れることのない分野ですので、座学で教えてもらうということもありません。なので、生活保護とか言われても、よく分からないというのが実情です。

 

でも、受給者にとってはその担当が事務職であれは福祉職であれ、福祉事務所の職員なので担当になってしまえば、その担当者に相談等することになります。なので、時折全く話が理解してもらえない担当者に当たってしまうこともあります。

 

過去にも記載しましたが、福祉事務所には研修中の名札も、新人のため先輩職員が一緒に応接してくれることもありません。配属1日目から、嫌な話、怒鳴られてしまうこともあります。そのため、その日に配属になって嫌になってしまう方もごく一部いたりました。

 

まだまだ書いていきますが、まず配属されたばかりの職員では、事務職も福祉職も大して変わらないというところがポイントです。