高齢世帯が多い生活保護受給者ですが、新型コロナウイルスワクチンの接種が先月から始まってから大きな混乱はなく、粛々と接種を受けています。
高齢の生活保護受給者は概ねどの世帯も医療機関への通院がありますので、かかりつけ医で接種をケースワーカーからも勧めているところもあります。
中には、早く受けたい!!!どうにかしてほしい!!!と息巻いていた方もいらっしゃいました。私見では、基礎疾患の多い方で大規模接種会場での接種を希望する方もいて、いやいや、きちんとかかりつけ医に聞きましょう??とアドバイスをして促すことも何度かありました。
高齢世帯だと、今現在二度目の摂取がそろそろ始まる時期です。流石に大手町の大規模接触会場まで行って接種する方はほとんどいません。遠いですからね。
ちなみに、大規模接種会場までの往復の交通費は通院交通費で支給できます。通常のインフルエンザ予防接種ではダメなのに、新型コロナウイルスワクチンでは特例で認められています。この点からも、今回のワクチン接種はかなり国としても勧めたいものと見受けられます。
困るのが、ワクチン接種で絶対にコロナにならないのかや、どれだけ効果があるのか、二度目のワクチンを打つ前に罹ったらどうするのか、副作用で死んでしまったらどうするのか、と言った質問。正直、国からの回答しか答えようがないところも現場の福祉事務所では苦慮しています。
基礎疾患の多くは高血圧症が多いです。しかし、この高血圧症や何か特別な薬を飲んでいる方は大体基礎疾患持ちになるので、うーん、予防接種にどれだけ悪影響があるのか、しかしコロナにかかると重篤化もあり得るので打たないわけにはいかないと、なかなか悩ましいところとあります。
ごく一部では、ワクチン接種を拒否している方もいます。あくまで選択制なので、それ以上はとやかく言うことはありません。
まだ予断を許しませんが、ワクチン接種により少しでも感染者が減ることを期待しています。