生活保護ケースワーカー奮闘記

令和時代に福祉事務所のケースワーカーとして働く公務員の皆さん、またその関係組織の方々に関する情報を提供します。

またやってくる新年度

自治体の異動内示も出て、4月から福祉事務所のケースワーカーになる方もいらっしゃると思います。希望して福祉事務所は異動した方、全く希望していないで移動となった方、どなたにとっても4月は非常に気持ちが落ち着かないことでしょう。

 

私も4月のいきなりの保護費の支給日、所払い日は結構慌ただしく受給者と対応をしています。この日は前のケースワーカーが、次のケースワーカーと担当受給者を顔合わせさせることも多く、福祉事務所にかなりな人数がいる状態になります。どうしたらいいか分からず、ただ受給者に会わされ挨拶するや、いきなり怒られたりすることもあります。

 

私は昔、お金の渡し方がなってないと物凄い怒られたことがあります。右手で封筒を渡すのではなく、左手で渡せ!!きちんと引き継ぎ受けてないのか?!と言われました。意味が分からなかったのですが、どうやらその方にとってはそう言う決まりだったそうです。

 

稀だとは思いますが、この最初の所払い日に精神的にダメージを受けてしまい、その先のケースワークが憂鬱になってしまう人もいます。

 

しかし、どんなことも最初は初めてのことばかりなので、あまり気にしないでください。本当に、半年、一年とやっていくうちにそれほど大変なことは、、、、、減ってくるはずです。いきなりは何もできない職場ですので、なるべく自分のペースで頑張ってください。

 

毎月の経理処理、支払をまずこなすこと、これだけやれば基本大丈夫です。あっという間に1週間、1ヶ月と過ぎていきます。毎日本当に大変ですが、できない時はぜひ周りを頼ってください。1年先輩でも2年先輩でも構いません。逆に周りは、初めて福祉事務所に来た新人さんや異動者に是非、優しくしてください。