世間では非常に風当たりの厳しい生活保護受給者。しかし、CWからの視点では生活保護を申請され現在受給されている方々誰を見ても、決して他人事では済まされない事情の方々も多くいらっしゃいます。
生活保護は現在の困窮状態を見て保護決定をしていきます。過去の経歴や収入、家族事情等は保護の決定には直接影響しては来ません。
困窮に陥った事情は本当に様々です。
- 高齢になり働けなくなった。年金だけでは暮らせない。
- 飲食店に勤務していたが、長時間労働で体を壊してしまい働けなくなった。
- 勤め先の業績悪化で派遣切りにあってしまった。
- 一家の大黒柱であった父親が急死し、無収入になってしまった。
- 家庭内暴力に遭い、何とか一時保護施設に避難してこれた。
どの理由も、誰にでも起こりえるものです。
メディアでは日頃から生活保護受給者への過度なバッシング、心無い意見、人生の落後者のような扱いをする傾向にありますが、その姿勢にはしばしば疑問を抱くこともあります。
確かに、生活保護を利用せずとも親族を頼る、無理をして何とか新しい仕事を探す、これまで収めてきた年金のみで慎ましく生活するべきとご指摘を受けることもありますが、福祉事務所に相談に来る方々には非常に困難な場合が多いです。